借金が返せない場合の2つの方法と2つの裏技

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借金の返済ができない!このままだと自己破産だ・・・人生の終わりだ・・・漠然とそう怯えていませんか?
目次
借金を返せないと思った人の心理
「返済期日までに必要なお金が用意できないかも」と思っている人の心理はどうでしょうか。
「自暴自棄・諦め」これが一番いけません。
無連絡で返済をせずに逃げ回ったり、開き直って暴言をはいたり、破滅的な行動をとったり・・・これらの行動はいいことが一つもなく、弁償でさらに出費が増えたりと、状況は悪化するばかりです。
本当は返すべきものは返したい。面倒や迷惑を誰にもかけたくない。取り立てされる前に払ってしまいたい。
それなのに、返したくても返すお金がないという苦しみは辛いものですよね。
全てを投げ出したくなる心の動きは分かりますが、その衝動に負けてしまうと、もっとつらくなるのは、自分自身です。
ここは、冷静になり、どうやって借金を返していくのかについて改めて向き合う必要があります。
借金癖がある人の心理と借金癖を治す方法
借金を返せない悩みは珍しい事ではない
日本では現在、1300万人が消費者金融を利用しており、その中で、3ケ月以上返済を延滞している人は、419万人いるそうです。
借金をしている人の3人に1人が返済に困っているという現実があります。
つまり、借金を返せないと悩んでいるのは、あなたに限った事ではなく、めずらしい悩みでもないのです。
多くの人が直面している悩みなので、解決方法も色々あり、借金問題を解決した人や解決に向けて進んでいる人もたくさんいるのです。
借金そのものは必ずしも悪ではない
借金とローンは同じ意味の言葉です。
住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなどは、家・車・教育などのためにお金を借りることですが、「借金」という言葉に比べるとカタカナのせいか、悪いイメージがあまりしません。
いわゆる借金は、浪費やギャンブルでお金を使ってしまって足りなくなった場合もあるので、理由が悪い為に、借金自体に悪いイメージがついていますが、今、心を入れ替えて過去の過ちを繰り返さない気持ちでいるならば、まるまる悪とも言い切れません。
しかし、借りたお金は返さなくてはいけないのは当然です。借金返済のために、出来る事は精一杯取り組みましょう。
借金を楽々返済している人
返済額が、余裕のある金額であれば、借金は怖いものではありません。家賃や電気代など、毎月絶対にかかる費用と変わりない、単に毎月の支払うものの一つです。
そのように、余裕をもって借金という制度を使っている人もいます。
例えば、ローンの繰り上げ返済をしたり、借り換えをして支払いが楽になったという人を見たことはありませんか?
住宅ローンなどではよくきく事例です。
このように、借金は、一度借りたら、雁字搦めでどうしようもないものではなく、「交渉の余地がある」ということは、普通の人が見落としがちなポイントです。
お金に余裕がある人が楽になる為だけの交渉ではなく、返済が苦しい人が楽になるための借金返済のための交渉もあるのです。
借金の返済方法
期日までに決まった額を払いきる。これが一つの借金完済方法ですが、どうしてもこの方法が難しい場合は、通常の返済以外にも2つの方法があります。
一つが「過払い請求」で、もう一つが「債務整理」です。
過払い請求とは
貸金業者がグレーゾーン金利によって請求していたお金を支払っていたことで生じた本来払う必要のないお金のことを過払い金と言い、その払いすぎたお金を返還請求することが過払い金請求です。
過払い金請求は弁護士や司法書士などの専門家が計算をして手続きをしてくれます。
借金返済に困っている人の中には、返還された過払い金によって、借金の額が減ったりなくなったりする人もいます。
債務整理とは
債務整理には、任意整理・個人民事再生・自己破産の3つの方法があります。
任意整理とは弁護士や司法書士が貸金業者に交渉して、無理のない返済計画をし直すことで、借金の総額や毎月の返済額を減らすこともできます。任意整理の手続きに入ると返済の催促は一旦とまりますので、精神面において大きな安堵感をえられます。
個人民事再生とは、裁判所に申し立てをして借金の額を減らしてもらい返済していく方法です。
自己破産とは、裁判所に申し立てをして財産を手放すことで借金を免除してもらう方法です。自己破産のデメリットとして10年間は借り入れができないなどいくつかの条件がありますが、文字通り再スタートを切れる方法ではあります。
急場しのぎの裏技2つ
最後に、おすすめはしませんが、とりあえず今月だけとか。少額だけどうしても融通をつけたいという場合の裏技的な借金返済方法をご紹介します。
身内や知人に借りて返す
借金の返済が難しくなり困っている事を家族や知人に秘密のしている場合は、正直に状況を告白し、助けてもらう事もできなくはないかもしれません。
知り合いからお金を借りる場合は、利子をつけなくてもよいと言ってくれたり、返済期限をゆるくしてくれる可能性があります。
しかし、その好意に甘えていつまでもお金を返さなかったり、約束の期日をやぶったりすると、お金では買えない大事な信用を失います。
知人からお金を借りられることになった場合は、自ら借用書を用意するなり、返済の連絡は随時行うなど、業者からの借金以上に気を使う必要はあります。
払える額だけ払う
例えば、3万円の支払いをすべきところ、どうしても足りない場合は、1円も払わないのではなく、1万円だけでも支払いをすることで、残りは後日だったり、次回にまとめてだったりと交渉の余地ができます。
この方法は、毎月繰り返すわけにはいきませんが、とりあえず今回をしのげば来月はめどが立つなどの特別な場合には有効に働くこともあるでしょう。
返してもらう方にしても、少しでも返そうという意思を感じられるので、「仕方ないなぁ」と譲歩する気持ちになりやすいものです。
まとめ
借金返済方法には複数の方法があることをお分かりいただけたかと思います。
今現在の返済ができない現実で思考停止してしまうことが一番駄目で、借金問題をそのままほったらかしにしておくと、取り返しがつかない事になります。
債務整理などの難しい用語にイメージだけで悲観しているのは間違いで、その中に、今より楽になれる方法が見つかることもあります。
1人で悩まず、専門家などに相談して、返済方法を見つけましょう。
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