【生活が苦しい時の相談先まとめ】借金や低収入で困った時のお助けライン

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生活が苦しいのに相談できない
生活が苦しくて悩んでいますか?
借金で毎月の支出が増えたり、リストラや賃下げで収入が減ってしまったりしても、生活に必要な家賃や食費税金などは変わらずにかかりますので、苦しく感じるのは当然です。
厚生労働省の発表によると、2015年の国民生活基礎調査で、「生活が苦しい」と回答した世帯は、60.3%となっています。これは昨年だけに限った事ではなく、2012年57.2%、2013年59.4%、2014年62.4%と続いており、生活が苦しい人の割合は上昇傾向にあるとみられます。
平成27年 国民生活基礎調査の概況
日本では半数以上の人が生活が苦しい状況ですが、プライベートな事情も絡むことなので、周りに相談することは恥ずかしく、1人で抱えざるを得ない人も多いようです。
結果として、自分一人の偏った判断によって、無理や無駄が重なり、どんどん苦しい状況に陥っている人も少数ではなくなってきているようです。
身内に相談してみる
生活を共にしている人に打ち明けていない状況であれば、まずはしっかりと話し合いをする事が必要です。
生活が苦しい事の原因の多くは、支出が収入を上回っている事が原因なので、「支出を減らす方法」か「収入を増やす方法」がないか見直しをしましょう。
支出を減らす方法
支出を減らすための一般的な方法をまとめてみました。
- 無駄遣いをなくす
- 安いサービスに乗り換える
- 引越をして家賃を下げる
- 持ち家を手放して住宅ローンを減らす
- 借金を減らす・債務整理をする
- 税金などの支払い免除を受ける
収入を増やす方法
収入を増やすための一般的な方法をまとめてみました。
- 給料があがる転職をする
- アルバイトをはじめる・増やす
- 副業や内職をする
- 助成金や給付金をもらう
家族が協力して、これらの方法に取り組めれば、生活に余裕ができるようになるとは思いますが、そう簡単にいかないのが現実でしょう。
また、病気や各種疾患、家庭内暴力、DV、ひきこもり、精神障害、うつ病などの理由で、相談をすること自体が難しかったり、命に係わる危険なケースもあります。
家庭内で相談したけれども解決しない場合は、外部の相談窓口を頼りましょう。
外部に相談する重要性
困っている人がいる事は分かっていても、どこの誰が困っているかは把握できませんので、黙っていても国や誰かが助けてくれる訳ではありません。
「私、生活が苦しくて困っています。」という名乗り出をする必要があります。
行政窓口でも民間サービスでも、無料で相談に乗ってくれるところはたくさんあるので、遠慮せず、図太く、賢く助けてもらいましょう。1人で悩んでいても行き詰ってしまっては困ります。
横柄な態度に出る事は良くないですが、変に下手に出たり、弱弱しくしたり、卑屈になったりする必要はありません。前向きに再出発をしたい気持ちで相談すれば、親身に助けになってくれる人に必ず出会えます。
相談相手が嫌な人だったら心配
「無料相談しても解決しなかった。」「嫌な事を言われた。」などは、確かにあるでしょう。
しかし、コンビニで買い物をする時に、感じの良い人と感じの悪い人がいるように、人によってあうあわないがあります。
また、生活苦の相談内容は、借金、リストラ、DV、病気、性格、環境、家族の問題など多岐にわたる為、相談担当者が、すべてにおいて熟知し、共感してくれるとは限りません。
そのため、自分にとっての当たりはずれの様なものがありますので、相談相手をこちら方からも選ぶくらいの気持ちを持ちましょう。複数の相談先にあたって、相性の良い人を選ぶつもりで臨むと気持ちが楽になります。
なるべく嫌な思いをしない為には、悩みを明確・具体的にし、悩みの種類に合った相談先を選ぶようにするとミスマッチを防げます。
悩みの具体例と相談先
収入を上げるための相談をしたい
支出はさておき、収入が上がれば問題が解決するとお考えの相談の場合。
これが出来るなら、ほとんどすべての人の問題が解決しそうですが、収入を増やすとは、働く料や内容を増やすことになります。
つまり、今の仕事の他にアルバイトをするとか、今の仕事の賃上げ要求をすることです。
子供を預けられれば仕事ができるという場合は、保育所探しも方法のひとつですね。
これらの相談先はこちらです。
ハローワーク(公共職業安定所)
ハローワークでは仕事の紹介と就労支援サービスを行っています。
全国のハローワーク所在案内
求人情報を探すだけでなく、窓口でしっかりと相談を受けると、自分では探し出せなかった仕事を見つけられたり、手当や助成金情報をえられたりすることもあるので、積極的に活用しましょう。
急なリストラで当面の生活費に困っている場合、離職の際のトラブル、就職活動の支援、住宅、育児、介護など働く為の相談事を幅広く対応してくれるので、とりあえず相談してみるとよいです。
求人情報はインターネットでも見ることができます。ハローワークインターネットサービス
市区町村の保育課など
地域の幼稚園・保育園などの入園案内をもらえたり、各種情報を教えてもらえます。市区町村のホームページにはすべての情報が掲載されていない事が多いので、直接窓口に行くことで、より多くの情報を引き出せる可能性があります。
借金の支払いができなくて困っている
収入はあり、借金さえなければ生活は苦しくならないという場合、消費生活センターで相談することができます。
消費生活センターは、独立行政法人国民生活センターの運営で、買い物、商品、サービスなど国民の消費生活全般を広くサポートしており、その一環で多重債務の相談窓口が各地方に設けられています。
国民生活センター 多重債務の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map_tajuusaimu/index.html
こちらは、多重債務の特設窓口なので、全国の消費生活センターの通常窓口でも受付けてくれるようです。
また、その他の国・地方の相談窓口を以下にまとめました。
どの様な相談サービスでも、基本的には、弁護士・司法書士などの実際の手続き業務を行う人を紹介してもらうというところが解決の道筋になるかと思います。
いきなり誰かひとりの弁護士に相談するのは不安だったり、どの法律事務所を選べばよいか分からない事がほとんどなので、これらの相談窓口を利用するわけですね。
とにかく辛い。どうしたらいいかわからない
生活が苦しことの原因が複合的で、精神的に辛く、どうしたらよいか分からない。生きるのが辛いなどの場合、とりあえず話を聞いてもらえるという相談先もあります。
国や地域の機関やNPO法人などの支援団体が行っている活動が多く、今のサイトにて検索できます。
http://lifelink-db.org/
まとめ
生活苦で悩んでいる人にとって、たくさんの相談先があることがお分かりいただけたかと思います。
一人で悩んで、辛い状況に耐えているだけでは問題は解決しません。
今の日本の社会では、必ず何らかの解決方法がありますので、「相談」という一歩を踏み出せば、希望をもって生活していける日常に近づけます。
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