お金カンパサイトってあるの?ネットでカンパを募集する方法まとめ

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お金がない!困った!そんな時には、誰かがお金をくれないかなぁ?カンパしてもらうことはできないものだろうか?なんて、思うかもしれません。
インターネットの普及で、たくさんの人と手軽につながることができるようになった現代です。
日本の人口は減っているとはいえ、平成29年12月現在の総人口は、1億2670万人いると発表されています。(総務省統計局 人口推計)これだけたくさんの人がいるのだから、カンパしてくれる人もいるのではないかと思うこともありますよね。
そこで、現在公開されているサイトがカンパ募集に使えるのかどうかについての考察とカンパ募集方法についてまとめてみました。
目次
カンパ募集をするのは違法ではないの?
「かんぱにご協力おねがいします!」いつだったか、路上で箱を持って、お金の協力を募る行為をしている人を見かけたことがあるように記憶しています。
あとは、学生時代に「かんぱお願い!」という情報が、仲間内から回ってきたり・・・
いずれの場合も、カンパをするには、何らかの活動のための資金とかイベント開催に必要なお金など、「理由」がありました。
目的がはっきりしていなかったら、だれもカンパなんてしてくれませんよね。
特定の目的がなく、「みすぼらしい恰好をして無言で空き缶を置いて突っ立っている」など、同情をひいてお金をもらおうとすることは、乞食行為にあたり、条例や軽犯罪法にひっかかる可能性があります。
日本は、基本的に「物乞いをするなら働いてね。働けないなら生活保護制度があるよ。」という考え方があるようです。
また、駅前などで何かをするためには許可を得る必要がありますし、カンパをする時には、法律に違反する行為ではないかどうかよく調べてから行いましょう。
ただし、お金をもらう行為には、危険性が潜んでいることは、よく理解しておきましょう。
⇒お金くれる人はいるのか?他人にお金をあげる心理とお金をくれる人を見つける方法
ちなみに、お金ではなく食べ物が欲しいのであれば、こんな方法もあります。
廃棄食品をもらえるバイトは何?食費を浮かせるアルバイトの探し方
WEBサイトをつかってお金やモノをカンパしてもらう方法
今の時代、カンパをするなら、路上に立つよりもインターネットでしょう。ネットを使ったほうが、はるかにたくさんの人に効率よくアプローチできるからです。
そこで、お金やモノをカンパしてもらえるお金カンパサイトを集めました。
Kampa!(カンパ)
「Kampa!」は、15円から始められるソーシャルカンパシステムです。
カンパとして受けてるものはAmazonで売っているもので、手数料はいっさいかかりません。さらに、サイトを利用するための登録には個人情報が不要なので、よくできたシステムだなぁと思います。
サイトを見てみると、現在カンパを募集している人たちがずらりと並んでいて、実際にたくさんの人からカンパを集めることに成功しているアカウントがいくつかありました。
それぞれの内容を見てみると、動物保護支援や作品作りをしているなど目的がはっきりしている人にカンパが集まっているように見受けられました。
私が見た限りでは、ただ生活費が足りないなどのあいまいな理由でカンパを集められている人は一人もいませんでした。
YggDore(ユグドア)
「YggDore」は、世の中すべてのホームページにチップを送金できるサービスです。
サイトは一見きちんと作られているようにみえ、送金に当たっての特許技術を取得済みとの記載もありましたが、人の気配が全くありません。
トップページに、現在の送金状況が掲載されているのですが、ダミーテキストと思える大部分が伏字となっている表示方法で、実際に稼働しているのかどうかが怪しく感じました。
また、カンパ(チップ)を送金するための利用料と届いたカンパ(チップ)を受け取る為の引き出し手数料がかかるので、あまりスマートな仕組みではないと感じました。
サイトは存在していますが実態がよく分からないので、利用はしない方がよいかと思います。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
「CAMPFIRE」は、クラウドファンディングの中で一番有名なサイトです。クラウドファンディングとは、資金調達をするという意味で、CAMPFIREには、映画制作・事業拡大・アーティストのライブ開催・シェアハウスづくりなど、様々な活動のためのプロジェクトが掲載されており、カンパしてくれる人(パトロン)が集まっています。
プロジェクトによっては、数百万円のカンパ募集に成功しているものもありますが、どれもしっかりとした計画がたてられており、カンパの金額に応じて魅力的なリターンが用意されているものばかりでした。
CAMPFIREでカンパ募集(プロジェクト申請)をするためには、審査をとおる必要があるのですが、2018年に出産費用をカンパしてもらおうと申請した人がネット上で炎上するという騒ぎがありました。
理由は、出産という個人的な事情でのお金集めに違和感を感じた人が多かったからのようです。結果として、そのプロジェクトは申請が下りず、カンパ募集ができませんでした。
この事例から、同様の理由で、生活費が足りない・借金返済を手伝って欲しいなどを目的とするカンパを集めることは難しいと思われます。
Amazonほしいものリスト
「Amazonほしいものリスト」は、通販サイトのAmazonのブックマークサービスです。自分が欲しい商品のリストを作成して公開しておくと、誰かがカンパしてくれるかもしれません。Amazonのシステムをつかっているため、カンパする人もしてもらう人も自分の本名や住所がバレることなく利用できます。
誕生日が近いので何かください・引越しをするので何かくださいなどとカンパを募集している人も多く、実際に商品が届いた経験を持つ人も多数いるようです。
ただし、やり方によっては「ネット乞食」と叩かれる人もいます。
ネットは、たくさんの人の目につきやすいメリットはありますが、同時に、批判も集めやすいことになりますので、常識をわきまえた利用をすることが必要です。
欲しいモノリストの公開で、どれだけのカンパを集められている人がいるかどうか、正確なところは分かりませんが、アイドル的存在でもない限り、普通の人がたくさんのカンパを集めることは、実現性が低いと思われます。
自分のサイトやブログでカンパを募集する
サービスを提供しているサイトを使わずにネットでカンパを募るには、自分のWEBサイトやブログに自分の口座番号を晒す方法があります。
しかし、これの方法でカンパを集めるためには、相当のアクセス数を稼がなければいけません。
ただ口座番号と名義人名を記載しても、誰も見にきてくれなかったら意味がなく、サイトにアクセスを集めることはとても難しく、専門知識が必要です。
インターネットで集客をしてビジネスをしようとしている人たちも沢山の宣伝広告費をかけたりして悩んでいる部分ですから、それが簡単にできるなら、カンパではなく、起業したり技術を活かして就職したほうがよいかもしれません。
口座を晒す方法でカンパを成功した人としては、日本一有名なニートのphaさんがいます。
風邪を引いたときに「熱が出てしんどくて寝込んでる」ってツイッターに書いたら、銀行口座に五千円が振り込まれていて・・・
ネットでお金をもらった話(pha著「ニートの歩き方特設ページ)
こんな風にお金をカンパしてもらうようになるのは、何かで日本一になるくらいの知名度が必要なので、普通の人が真似できることではないでしょう。
お金がない時にどうしたらいいのか?
お金やモノををカンパで集められるサイトはいくつかありますが、実際にカンパ募集を成功させられるか?というと、なかなか難しいのが現状です。
それでも、お金がなくて困っているならば、なんとか問題解決しなくてはいけないでしょう。
お金をかき集める方法とお金をかき集めれば何とかなる場合の見極め
お金が足りない場合、方法は2つです。収入が足りないならば、市役所の窓口で相談して受けられる支援や利用できる制度がないか聞いてみることです。最終的には生活保護を受けるという手段があります。
もう一つの方法は、支出を減らす方法です。生活費の無駄がある場合は節約するしかありませんが、借金返済費用が足りない場合は、債務整理をして借金を減らす方法があります。
「収入を増やすか?支出を減らすか?」お金がない問題を解決するには、この二つの答えしかありません。
カンパで少しのお金を集められたとしても、一時しのぎにしかなりません。
また、借金額が30万円程度であるならば、なんとか頑張って返済できるのではないでしょうか?
⇒借金30万円の返済方法
お金が足りない状況が今後も続くようであれば、しっかりと根本解決をしましょう。
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