底辺生活の特徴と底辺生活から抜けだす方法

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自分の生活は底辺生活なのだろうか?このままで大丈夫かな?もしくは、収入よりも出費が多くて危機を感じている。あきらかに、このままではマズイと感じていますか?
お金がすくなくても幸せそうに暮らしている人もいますが、人によって生活に必要なお金は違います。足りないと感じたら、収入を増やすか支出を減らすかしてその生活スタイルから脱出しなくてはいけません。
目次
ド底辺の生活の特徴
ド底辺の生活の特徴はどのようなことがあげられるでしょうか?
- 無職・ニートなどで貯金を切り崩す生活
- 収入よりも出費や借金返済額が多く赤字状態
- 独身・子なしで孤独
- ボロアパート暮らし
- 毎日の長時間労働で疲れ果てているワーキングプア
- 家がない
- 家賃やケータイ代の滞納がある
- ギャンブル依存症
- 酒や色恋におぼれている
- 家がゴミ屋敷
- 金銭感覚がくるっていてお金が入ってくるとすぐに使ってしまう
全部に当てはまる人もいるかもしれませんが、一つ二つ当てはまることがあるという人は意外といいのではないでしょうか?
つまり、「明日は我が身・・・」
底辺生活とは、意外と身近にあるものです。
底辺生活を送る人間とはどんな人たちなの?
底辺生活を送っている人は典型的なダメ人間だというのは思い込みです。
私が今までに出会った底辺生活者の事例を紹介します。
仕事をしてるのに生活が厳しい底辺職の人たち
このタイプの人は、仕事選びが下手です。特別な能力がなくてもきちんとお給料をもらえる会社に入れれば、底辺生活に陥る可能性は低いのですが、職業選びに失敗すると、その確率は一気に上がります。
例えば、
- 夢を重視して時給の安いバイトのフリーターをする
- 体面を気にして大手の名がついた子会社でブラック労働を強いられる
- 知り合いの紹介だからと安い給料で働かされる
無職ではなく、職業経験があるならスキルアップやジョブチェンジをして給料を上げていくことは可能です。副業をするのもいいでしょう。
終身雇用制の時代は終わったのですから、自分でお金を稼ぐことにもっと貪欲になるべきです。
私からしてみれば、彼らは、「本気で稼ごうと思えばもっとお金を稼げるのに」という風に見えます。
アルバイト先を選ぶにしても、お金に困っている人ほど、「楽しそうだから」という理由で選ぶことが多いです。
収入が少ないなら、「しっかり稼ぎたいのでたくさん働きたい」という理由をもつことが先ではないかと思います。
女に投資しすぎる底辺女
貧乏で清潔感がないのにネイルをばっちり決めている女性っていませんか?爪だけ身分不相応のことをしても意味ありません。
お金がないなら、無理して流行のファッションを格安で何とかしようとするのではなく、きちんと節約をして、質素で清潔さを保つようにしたほうがよっぽど魅力的です。
女性向けのおしゃれに関する費用は、かけようと思えばキリがありません。お金持ちの人でも美容やファッションにはまって散財している人はいますから、そういう人たちと比べると、物欲が枯れることなく湧き上がってきて、いつまでたっても欠乏間に苦しめられるだけです。
その地獄に捕まると、お金はないのに、美容関係費用が人並み以上にかさんで、必要な生活がままならなに底辺生活に陥るのです。
一見、普通のキレイな女性に見えても、ハイブランドのものばかり身につけていたり、エステや化粧品に高額のお金をかけている場合、一気に底辺生活になる危険性があります。
美しくいれば高収入の男性と結婚できる可能性は上がるかもしれませんが、お金のかけた美しさはあまり意味がありません。
元からの美人もいますし、内面を磨くことも大切です。少なくとも、自分の欲望をコントロールして、生活のやりくりができなければ、普通に婚活するのさえ難しいでしょう。
お金で買える美容にはまって、見せかけの美容を追求しても、出費がかさんで、できる仕事もなく、みじめな生活が待っているだけです。
大卒信仰におぼれた底辺大学卒業者
「とりあえず大学くらい出ていなくちゃ」「大学に行けばいい就職先がみつかる」そんなことが信じられていた時代がありました。
大学に行きたい人が増えたので、受け皿を増やすために、名前の知らないFラン大学も増えたのです。
とりあえず大学に行こう・・・と考える人は、学業成績がそんなに優秀でない人が多いですから、当然、無理をしてFラン大学に行くことになります。
一人暮らしをして、その費用は奨学金を借りて、憧れのキャンパス生活を送ることができても、Fラン大学卒程度では、それだけでいい就職先が決まるわけがありません。
就活が思ったように上手くいかずに現実を突きつけられて落胆し、給料の安い会社になんとか入り込めても、残った奨学金の返済は重くのしかかります。
大学は義務教育ではないので、無理をしていったとしても自己責任です。
高給取りになれるかどうかは、大学を卒業したかどうかとは無関係なので、いい会社に入ったり収入を上げたりするためには、全く別の努力が必要です。
それに気づかずに、なんとなくFラン大学に行って安心してしまっていた人は、奨学金というマイナスだけが手元に残るのです。
誰もが底辺予備軍という日本社会の構造
底辺生活をしている人の話は、身近に見聞きします。一方で、年に何回も海外旅行に行っているような裕福な暮らしをしている人たちもいます。
現代の日本は二極がが進んでいて、お金に困っている人と、お金がたくさんある人が両極端です。
成功してそれを維持し続けられる人はほんの一握りですが、最底辺と底辺予備軍がボリュームゾーンで、かつての普通の人の象徴的な生活をおくれるのも、そこそこ裕福な人たちに限られてきています。
「底辺にはなりたくない」と思っている人も、底辺生活に片足を突っ込んでいるような状況であることも珍しくありません。
また、ITバブルや仮想通貨バブルなど一発逆転できるチャンスが度々訪れますが、その波にのれるのは、ごくごくわずかな人で、流行に乗ったつもりでも地味に資産を減らしたり年収が下がったりしている人が多いです。
そして、簡単に大金を得られた人の多くは、すぐに失敗して、簡単に大金を失って、ゼロ以下のマイナスとなることもあります。
つまり、超富裕層を除いたそれ以外の私たち日本人は、入れ替わりの激しい激動の格差社会の真っただ中にいるということです。
現代日本人のほとんどの人にとって、底辺生活に陥ることは、他人事ではないのです。
隠れ底辺生活の実態
自分は底辺生活の一歩手前だと思っている人の中には、今すぐに手を打たないと危険な人がいます。それは、借金返済状況で分かります。
今はなんとか返済できていても、家のローン・車のローン・教育費の積立金・子供が私立の学校を希望している・付き合いのある人たちがセレブでお金がかかる・親の介護が必要になる等、お金のかかることが重なると、一気に苦しくなる場合があります。
ローンは、ある程度返済が終わっていると、あと少しだから何としてでも払い切ろうと思うものですが、無理をして、借金で借金返済をしたりすると、地獄の始まりになりかねません。
見た目は普通の生活を送っているように見えても、家計は火の車で借金が増えるばかりという家もあるのです。
本来は、早めに債務整理をして、生活レベルを少し下げれば、底辺生活は免れます。
持ち家でなくても、車がなくても、今は幸せに生きられる時代です。
ご近所さんに対する見栄があったり、一昔前の幸せの象徴スタイルに固執していると、取り返しがつかないことになるかもしれません。
一家離散・自暴自棄になって事件を起こす・闇金に手を出して債務整理もできない・投資で失敗をして借金が増える等々。
隠れ底辺生活はいつまでも続けることはできません。そのままだと、本当の最底辺生活に陥る可能性があります。なんとか体面を保っているけれども生活がギリギリという人は、今こそ、家計を見直し、決心をすべき時です。
底辺生活から脱出する方法
底辺生活から脱出するする方法に「一発逆転」はありません。ひとつづつ、少しづつ、状況をましにしていくしかないのです。
目指すことは、とにかく現金の貯金を貯める事です。
キレイな家を手に入れたり、身の回りの品を高価なものにすることではありません。
生活費をなるべく下げて、収入を少しでも増やせば、すこしづつ貯金をすることができます。
底辺生活をしていることは、生活費を抑えられていることになるので、無駄な出費をなくして、収入を増やしたり、もらえる補助金などの活用ができれば、一気に生活はよくなります。
その時に、生活レベルを上げないようにして、貯金を殖やすようにすればよいのです。
底辺生活から脱出するための具体的な方法は次の3つです。
毎月の借金の支払いが多いなら債務整理をしましょう。給料が少ないなら副業をしたリ転職をしたりして手取りを増やしましょう。医療費や年金の免除など使える制度やもらえる補助金がないか市役所などに問い合わせてみましょう。
この3つの方法に、とにかく真面目に取り組むことで、最底辺の生活からは脱出できます。
人から底辺にみられても意外と幸せに生きていける
お金をそんなにたくさん持っていなくて小さなアパート暮らしをしていると、「可愛そうな底辺生活」と人は言うかもしれません。
でも、大富豪でも精神を病んでしまった人、結婚してたけど夫婦仲が悪く冷戦状態の人、子供ができたけど教育費に怯え人生の意味を見失った人・・・等々。総合的に見ると人生の最底辺と思えるような人はたくさんいます。
世の中は、家やお金といった物質至上主義の考え方から、充実感など精神の豊かさを大事にする傾向に変わってきていますので、借金返済で生活のやりくりがマイナスになってさえいなければ、幸せは意外と近くにあるのではないでしょうか。
底辺生活をしていても、日々、自分にできることをやっていけば変化していけます。
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