パトロンの作り方はどうやるの?どんな人がパトロンを作れるのか?

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お金が足りないから、パトロンになってくれる人いないかなぁ~と考えていますか?
パパ活とかママ活すれば、パトロンを作れると聞きますが、普通の人がパトロンを作る作り方なんてあるのでしょうか?
目次
パトロンに支援してもらうには才能が必要
教科書に出てくる音楽家のモーツアルトやベートーベンなど、昔の芸術家にはパトロンがいるのが普通で、生活費を気にすることなく活動に打ち込めたとききます。
現代ではパトロンというと、愛人よりの印象が強いですが、パトロンの本来のあり方は、このように、「お金はないけれど何かやりたいことがあるものに対して、お金がある人が支援をすること」だと考えます。
なので、パトロンから支援してもらいたいならば、才能を開花させるとか、成長する姿を見せる等、その辺で売っていない、お金では買えないものを提供することて、パトロンとの関係が成立するのではないかと思います。
私がパトロンから支援してもらったこと
実は私は20代の頃に、パトロンのような人がいた時期があります。
生活費をまるまる出してもらっていたわけではありませんが、音楽活動をしていたので、そのための勉強費用としてライブに連れて行ってもらったり食事をおごってもらったりしていました。
その方は、私がアルバイトをしていた喫茶店の常連客で・・・というよくある出会いでした。最初のきっかけは、コンサートのチケットがあるから一緒に行こうということだったように記憶しています。
その方はご夫婦で、いつも3人で出かけていたので、私を子供のような感じで可愛がってくれて支援をしてくれていたのかもしれません。
多い時だと月に数回、3年間位続いたので、支援してもらった総額は数十万円になるかと思います。
高級ブランド品を買ってもらったもらったわけではありませんが、高級ホテルで食事をさせてもらったことはあるので、積み重なると結構な額になります。
よく言いうパトロンのイメージとは違って大したことないと思うかもしれませんが、頼んだり根だったりしたわけでもないのに、他人から支援してもらえるのは数千円だってすごいことだと思います。
愛人関係とは程遠いスタイルなので、モーツアルトやベートーベンよりのパトロン関係と言えるのではないでしょうか?
歴史的な音楽家と同じにするのはおこがましいですが、当時は若かったので、純粋に夢に向かう気持ちや頑張っている姿を見せることはできていたように思います。
当時は、自分の音楽活動を頑張ることに夢中でそのありがたさがあまり分かっていませんでしたが、今思うと、赤の他人の自分に多大なる支援をしてもらい、感謝しかありません。
パトロンを作るために必要なこと
私がパトロンを作れたのは、「パトロンを作ろう!」と思って、狙いを定めてアプローチをしたわけではなく、やりたいことに夢中になって取り組んでいたら、支援してもらえていたというケースです。
私は音楽の才能があったわけではなく、活動自体とくに目が出ることなく数年で辞めてしまいました。つまり、普通の人です。
であれば、普通の人が、私のようにパトロンを作ることはできるのでしょうか? そこで、パトロンの作り方として、どの様なことが必要なのか考えてみました。
外見的な魅力
一般的な美男美女である必要はないかもしれませんが、若い・笑顔が素敵・真剣な表情がカッコイイなど、見た目における魅力は必要だと思います。
この意味で、歳をとるとパトロンを作ることは難しくなってくるといえるでしょう。
また、怠惰が原因で太っている人も難しいです。魅力的に太っている人や、個性的な体型ならば話は違いますが、自分を律することができなくて太っていることは、ただだらしないだけだからです。
私自身、特別美人ではありませんがだらしない体型ではありません。
また、パトロンがいた当時は、若くて、それなりに声をかけてくれる人はいました。若い時はわりとそういうものですよね。なので、年齢特有の見た目の魅力はあったのではないかと思います。
内面的な魅力
夢中になっていることや興味のあるものが何もない人はパトロンを作ることは難しいでしょう。パトロン以前に、友達としてでも、そういう人はつまらないですよね。
人は年を取ると、夢を持つことが少なくなります。今からやっても駄目だと思ったり、若い時にやっておけばよかったと後悔することも増えます。そんな時に、夢や目標達成に向かって頑張っている人ってとても魅力的に映るのです。
若い時は、夢ぐらいあって当たり前と思うかもしれませんが、そこには、お金にかえられない価値があります。
ただし、お金持ちになりたいという夢を持っている人にはパトロンはつきにくいです。なぜなら、支援をしてくれる人はお金を持っている人で、お金を持っている人は、お金にはそれほど価値はなくて、別のものに価値があるからお金を引き換えに支援をしようとしているのです。
パトロンがいた当時の私は、寝ても覚めての音楽のことに夢中でした。話をさせると、ずっとそのことについて語っているような状態です。
だいたいの人は、生きている間に数回程度、めちゃくちゃのめり込むものに巡り合うような気がします。人だったり、者だったり、対象は様々ですが、生活がそれ一色になるような感じです。
何かに夢中になっている人って魅力的に見えたりしますよね。
当然ですが、お金目的でパトロンを作りたいなんて考える人に、内面的な魅力を感じる人はまずいないでしょう。そういう下心は、口に出さなくてもにじみ出てしまうものなので、黙っていても、いやらしさが伝わってしまうものです。
お金目的の人には同じように他人からお金や欲しいものを奪おうとする人が集まってきますから、そんな状態で出会い系サイトなんて使ったら、詐欺などの悪い人に引っかかる可能性がたかくなります。
お金が必要なら自分で稼ぎましょう。借金の支払いが多くてお金が足りないなら債務整理するとか、生活費が足りないなら無駄を省いて節約するとかしましょう。普通の人と同じように、できる努力をまずやって、まずは、内面の魅力を取り戻しましょう。
地道な生活を一生懸命おくっていたら、パトロンとして支援してくれる人が現れることはあるかもしれません。
現代版パトロンの作り方
今の時代、パトロンを作るならば、ネットを利用する方法が考えられます。ネットはたくさんの人に出会えるので、パトロンになってくれる人を探せる確率が上がるからです。
なので、出会い系サイトや、パパ募集の掲示板などを利用しようと考える人が多いですが、ただ出会いを求めても、先に紹介したような「パトロンを作るために必要なこと」を満たしていないと、パトロンを作ることは難しいです。
ネットはあくまでも出会いのきっかけであって、支援したいと思った貰うためには、その人の価値(外見・内面・夢・才能など)が必要なのです。
なので、パトロンのつかり方として、必ずしも、出会い系に登録する必要はありません。
ただし、自分の魅力を伝えるために、ブログ・インスタ・ツイッター・ユーチューブなどで発信することは必要です。自分のことをしてもらわなければ始まりませんね。
やることのイメージとしては、人気ブロガーやユーチューバーのやっていることが近いです。
人気が集まると、「ブログで商品を紹介してください」とか、「本を出版しませんか?」という話がきますよね。
パトロンを見つけるのは、そういうオファーをもらうことと似ています。人気ブロガーとの違いは、多くの人に興味を持ってもらう必要があるのか?数人またはたった一人のお金持ちに興味を持ってもらえばよいのか?ということです。
人気ブロガーのようにたくさんのコンテンツを作成する必要はありませんが、自分の魅力や活動内容を伝えるための情報発信は必要です。
パトロンに養ってもらえるレベルになるのはどんな人?
私がかつてパトロンに支援してもらったのは3年間かけて数十万円なので、とても生活していけるような額ではありません。パトロンに養ってもらう程の高額の支援をえたいのならば、どのような人が、そういうレベルになれるのでしょうか?
何の特技もなく、若さと美貌だけでパトロンに養ってもらおうとしているならば、モデル並みの美しさは必要です。
音楽や美術で成功したい夢を持っているとしても、センスと可能性を持ち合わせていることが必要です。
これらを持っているならば、パトロンになりたいという人でなくとも、スポンサーになりたい企業・業務提携したいと話を持ち掛けてくる人・高価な差し入れをくれる熱狂的ファン・事務所に所属しないかというスカウトなと、様々な声がかかるでしょう。
誰が見ても分かるような魅力である必要まではありませんが、誰からも見向きもされないようでは、誰かから特別な支援を貰えるような人物になることは難しいでしょう。
誰にでも魅力はあるものですが、特別に声をかけられるレベルでないならば、普通に結婚して極力して生活をしてくれたり養ってくれたりする人を探すのが、せいぜいではないでしょうか?今の時代、そういうたった一人の相手を見つけることだってなかなか難しくなっています。
パトロンに養ってもらえるレベルの人とは、「稼ぎがなくても、家事をしなくてもいいから結婚してほしい!」と言ってくれる人がたくさんいるような状態というとわかりやすいですね。
パトロンに支援してもらうのも楽じゃない
パトロンに支援してもらうことは単なる口約束や相手の気分次第ですので、飽きられないように、魅力を感じ続けた貰ったり、興味を持ち続けてもらう必要があります。
美を武器にするなら、エステに行ったり、運動したり、メイクやファッションを勉強したりしないと、ダサくてなりますし、時間とともに誰でも老化します。
音楽や美術などの活動をしているならば、それらに打ち込んで、いい作品を作り続けなければ、他に魅力的な人が現れたら目移りされてしまうかもしれません。
食事をおごってもらったり、遊びに連れて行ったりするにしても、自分の好みだけを押し付けていては嫌われます。
相手も楽しめるような選択をして、感謝の気持ちをしっかり伝えて、その場にふさわしい服装やふるまいをして等々、気を遣わなければいけないことがたくさんあります。
自分のお金であれば、遠慮もいりませんし、気兼ねなく使って、消費を楽しめます。
パトロンに支援してもらって使うお金は、自分のものという感覚にはなれません。贅沢できたり高級品を使えることはラッキーですが、借り物を身にまとって他人の顔色をうかがって行動するのですから、仕事しているようなものです。
パトロン生活をつづけることは、ずっと仕事をしているような緊張感が抜けないので、気疲れをします。
自分の考え、自分の好きな人生をおくることもできないような息苦しさもあるので、まったく楽ではありません。
パトロンに頼るリスク
パトロンの支援に頼るリスクをまとめてみました。
- 自分の意志で物事を判断できなくなる
- 贅沢に慣れて生活レベルを下げられなくなる
- お金に対する感覚が麻痺してコツコツ働く事ができなくなる
- パトロンの支援がなくなる不安がつねにつきまとう
- 働いていない罪悪感がある
- パトロンに養ってもらっていたという人に言えない過去ができてしまう
- 自力で稼ぐ力をつけられない
- ある日突然支援を打ち切られる危険性がある
パトロンに頼る生活は、不安定な要素が多いです。
今は成り立っていたとしても、明日はどうなるかわかりません。
自分の稼ぎの範囲で生活のやりくりができていれば、なんとかできる力がついているので、少しくらい状況が悪くなっても立ち直る道があります。
でも、パトロンに頼り切ってしまうと、自分で生きていく力が弱っていくので、支援がなくなったら最後、どうしようもなくなってしまうのです。
パトロンに支援してもらう生活も楽ではないので、こんなに大きなリスクがあるならば、メリットは少ないように思います。
安心して安定的に生きていく基本は、自立することです。パトロンになってくる人がいたとしても、ファンの一人と思うのがよいのではないでしょうか。時々食事をおごってもらう程度にしておくのが一番楽で楽しい関係性でいられます。
お金が足りなくても、収入を上げるように努力して、生活レベルを抑えれば、大金はなくても安定的な生活はできます。
パトロンを作る努力をするなら、自立する努力をした方が、現実的でよっぽど安定しています。
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