借金踏み倒しを海外逃亡によって実現できるのか?

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借金を踏み倒して逃げるためには、追いかけ来れない遠くへ・・・海外へ逃亡すれば逃げ切れるのではないか?
こんな風に考えることもあるのではないでしょうか?
成功事例が聞こえてこない
今も昔も借金返済に苦労している人はたくさんいますので、踏み倒しのための海外逃亡がいい方法であるならば、それを実行した人の武勇伝が残っているのではないでしょうか?
もしくは、インターネットの闇サイトなどでやり方が公開されたり、海外でサポートしてくれる裏ビジネスがあるはずです。
でも、そんなものは、見当たりませんよね。
つまり、あまりいい方法ではないからでしょう。
海外生活は大変
外国は、生活のルールやお金の稼ぎ方が違います。現地の言葉をネイティブ並みに理解できなければ、お金の問題で簡単に騙されてしまうでしょう。
そんな状況で、お金を稼いで生活をしてくことは至難の業です。
言葉の問題もなく、文化や習慣も身についていた日本でさえ、お金で失敗したのに、状況がさらに厳しくなる外国に逃げるのは、問題をさらに難しくするばかりでしょう。
お金に不自由していなくとも、海外生活ではホームシックにいなったり、孤独を感じで辛いことがあるものです。
借金を踏み倒して逃亡となると、当然ですが、帰る場所はありません。踏み倒しというリスクをしょってまで手に入れたい状況では全くないでしょう。
また、日本は世界の中でも平和で安全な国といわれています。
安くておいしい食べ物がすぐに入り、街中を歩いていて強盗に襲われる心配はなく、どこからか銃弾が飛んでくる心配もありません。
海外に出ると、そんな、あたりまえの平和と安全が、いかに手に入れがたい価値であるかということに気づくでしょう。
衛生環境の悪さで病気にかかることもあるかもしれませんし、人種差別や、宗教間の激しい争いなど、日本にいるときは考えられない様々な問題にも直面します。
お金を持っているならば、セキュリティのきいた高級ホテルで過ごせますが、お金がなければ、現地の最下層の人々と同じ暮らしを強いられます。
結局、世界中のどこに逃げても、お金がないという悩みからは抜けられないでしょう。
時効にならない
海外での生活が辛いとしても、数年我慢して借金が時効になればよいのでは?と考えるかもしれませんが、それは無理なことです。
借金返済中に、海外逃亡が発覚すると、時効までのカウントダウンはストップされますので、日本に帰ってくれば、普通に返済生活に戻るだけです。
債権者にしてみると、返済が遅れることはよいことではないので、「逃げようとしている奴」だと判断されると、取り立ては、厳しくなるかもしれませんね。
海外逃亡の実例
いとこなしの海外逃亡ですが、借金を踏み倒してフィリピンに移住した人がいるようです。
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作者は、歯科技工士という手に職を持っている人なので、普通の人が真似しようとしても難しい面がありますし、何よりも、波乱万丈すぎて、辛いことも多かっただろうと想像します。
外国でいったんは職を得るものの、会社の倒産によって職を失っていますから、普通の人であれば、そこで、ギブアップして日本に帰る道を選ぶことが多いのではないでしょうか?
様々な運やめぐりあわせもあったと思いますので、人生は人それぞれだと思います。
ただ一ついえることは、海外逃亡したところで、「何の苦労もなく、辛いことがない人生ではない」ということでしょう。
私の知り合いから聞いた話ですが、昔、今は通用しない方法ですが、借金返済から逃亡した人がいたそうです。でも、その結末は、後味の悪い話でした。
実録!消費者金融の借金500万円を踏み倒したBさんの話
結局、どんな人生であっても、困難はやってきます。
ならば、ずるいことをして逃れようとしても、その”つけ”は、いつか、「痛いおもい」として、自分に返ってくるだけです。
なので、正当な方法で解決に向けて進むのが、一番の近道です。
借金を踏み倒して海外逃亡する方法は事例が少ないですが、日本で借金問題を抱えている人はたくさんいるので、解決方法もたくさんあります。
少数派の方法を選ぶよりも、多くの人が選んでいる方法のほうが、成功率が高いものです。
借金が辛くなったら、専門家に相談して、一番いい方法を探すのがよいでしょう。
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