生活費5万円で一人暮らしするやりくりポイントまとめ!5万円は最低生活費の目安です

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生活費を5万円に抑えてなんとかやっていきたいと考えていますか?
収入が毎月5万円しかないのであれば、バイトをするなり、転職するなりして、収入を増やす方法を考えることが大切です。生活費を抑えたとしても病気をしたリ急な出費に備えて、貯金をしておかないと生活破たんの心配があるからです。
でも、複合技として、生活費を5万円で抑えられるようにしておけば、余裕資金を貯金に回したり、借金返済に充てることができるので、身につけておいて損はありません。
そこで、生活費5万円でやりくりするポイントをまとめました。
目次
1か月の生活費5万円は少ないのか?
総務省統計局の調査によると、二人以上の世帯の1か月の消費支出は、1世帯当たり277,361円という数字が発表されています。(総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯)平成29年((2017年)11月分速報(平成29年12月26日公表))
この数字には住居費は含まれていません。この数字から、一人分の生活費を考えると、住居費を除いて10万円前後かかったとしても、普通の生活の範囲内といえるのではないでしょうか。
となると、住居費込みの一人暮らしの生活費を一か月5万円でおさえる為には、普通に生活していたら実現できないことは明確です。
しかし、世の中は多様化しています。モノもたくさんあるので、安くてもいい商品はたくさんあります。
不要なことにお金を払っている部分をなくせば、必ずしも、貧しい生活でなくとも、生活費を抑えることは可能です。
ただし、みんなと同じでないことを貧困だとか不幸だと直結して考える人には、1カ月の生活費を5万円にすることは難しいかもしれません。
でも、価値観を柔軟にすることができれば、5万円でも生活することは可能です。
生活費5万円の内訳
一人暮らしで一カ月の生活費を5万円でやりくるする場合の内訳は以下の通りです。
家賃 | 2万円 |
---|---|
水道光熱費 | 5000円 |
通信費 | 5000円 |
食費 | 1.5万円 |
日用品費 | 5000円 |
5万円というと、派手に飲んだら数回で消えてしまう金額です。ちょっとリッチなホテルに泊まるなら1泊でなくなってしまいますね。
でも、使い方によっては、人ひとりが1か月間生きていけるなんて、なかなか有意義な使い方といえるのではないでしょうか。
それでは、各費用項目のやりくりポイントをご紹介します。
家賃2万円
家賃は、少なめの人でも5万円前後は払っていることが多いのではないでしょうか。広くてきれいな部屋がいいなどと条件をつけていくと10万円前後になることはざらです。
でも、希望は言い出したらきりがありません。この際、最低限生活していける空間を確保できれば良いと考え方を変えてみると、安く住める家は意外とたくさんあるものです。
まず考えるべきは、場所です。
東京都内は基本的には高すぎます。都会の便利さを求めるにしても東京近郊の都市部で十分です。そうすれば、便利さを享受しながら家賃をおさえた生活ができます。
東京23区内で借りられる賃貸アパートを調べてみると、共同トイレ・共同シャワーのシャアハウスタイプでも3万円位かかります。
一方、東京でも23区外や、千葉県・埼玉県・神奈川県になると、ユニットバスのついたワンルームが2万円位で借りられます。家の設備や状態は同じでも場所が違うだけでこのような差があらわれるのですから、便利さやブランドという付加価値に無駄にお金を払っているともいえます。
でも、都心の会社への通勤費用が自腹の場合、あまり離れたところに住むと、交通費が高くついてしまいます。また、通勤で疲れて自炊ができなかったり営業時間の関係で安いスーパーを利用できなくなるなどの弊害もあります。そんな場合のねらい目は、各駅停車しか止まらない駅や、駅から徒歩20分くらいと少し離れているところにある物件です。
なくても困らない便利さは捨てて安い方を選ぶとよいですが、他の費用が膨らまないように、バランスを考えた住居の場所選びが必要です。
また、場所を妥協すると、防音性のよい鉄筋マンションや少し広めの物件が選べますし、駅チカを重視するなら、アパートタイプや収納なしの間取りを選べば、安い家賃でもそれなりに暮らせる物件があります。
ポイントは妥協をすることです。「築浅の方がいい」などと思いがちですが、住まば都で、些細なことは日常となって、それほど気にならなくなります。
また、物件探しは、ネット検索でもよいのですが、安い物件はあまり掲載されていない傾向があります。地域に根差した老舗の不動産屋さんに激安物件があったりしますので、実際に足を運んでみるとよい物件に出会える可能性が広がります。
水道光熱費5000円
電気・ガス・水道代を2000円程度におさめると実現できます。
基本的にはあまり使わないようにすることが必要で、ポイントは以下です。
- 電気の契約アンペアをさげる
- プロパンガスではなく都市ガスの物件を選ぶ
- お風呂は2,3日に1回でシャワーですませる
- エアコンを使わず、夏場は窓を開けて扇風機を使い、冬は厚着をする。
水道光熱費が高い人は、何も考えずに使っていることが原因です。
例えば、ちょっと寒いと水をジャージャーながしてお湯を使ったり、無意識にエアコンとテレビをつける生活をしたりしていませんか?
なくてもいいことや、ちょっとくらい大差ないことをすべて削減すれば、1か月の水道光熱費を5000円程度にすることは、実現可能な金額です。
通信費5000円
格安スマホであれば2000円位に抑えられますが、いちおう5000円として見積もっています。
電話番号は仕事を探すうえでも必須ですし、ネット環境がなくてはならない人も多いでしょう。wi-fiやインターネット回線を利用するばあい3000円位はかかります。
ネットを無制限で使いたい場合には少しお金がかかりますが、会社で支給されている回線を使えるとか、ネットはあまり見ないのであれば、安いプランを選ぶのもよいでしょう。
いずれにしても、数千円の違いでできますので、生活スタイルに合わせて、必要な環境をそろえるようにしましょう。
スマホやインターネットは、現代社会ではなくてはならないツールとなっていて、そこから得られる情報には大きな価値があります。通信費をあまり削減してしまうと、情弱になってお得情報をヘットできなくなったり、知らないうちに損してしまうことが考えられます。なので、ある程度自由にスマホやネットを使えるようにし、役立つ情報を得るために積極的に活用していくのがよいでしょう。
ただし、ゲームのやりすぎなど、無駄だと感じていることがあるならば、あえて、ネットをあまり使えないようにしてその分、バイトをするなど、生産性のある事をやるようにするのもよいと思います。
動画やブログをみるなどの多少の楽しみであるならば、無理に削るとストレスになりますが、毎月数千円から1万円をそれに費やす意味があるかどうかは、よく考えて決めましょう。
食費15000円
お金がなくて節約しなくちゃと言っている人に限って、ぽっちゃり体系で「ダイエットしなくちゃ」と言っていたりします。
俳優の高橋一生さんや、オリンピック体操金メダリストの内村航平さんは、一日一食の生活スタイルをしているそうです。これは極端な例ですが、そこまでストイックにしなくとも、人間は意外と食べなくても大丈夫ということは確かでしょう。
なので、美容と健康のためにも食べすぎている分をなくして、少食の食生活に移行するのがよいと思います。
また、自炊で様々なメニューを楽しもうとすると色々な食材を買い込む費用があるので、定番のメニューを決めて、変わった食べ物は外食でとるようにすると、買物がシンプルになり、食材ロスも防げます。
でも、食事は、最も安い金額でストレス解消できる行為のひとつでもあります。しばらくぶりに食べる100円のチョコレートは、とても甘くて至福の思いを感じられたりします。
一方、空腹に耐えることは、かなりの苦痛を伴いますので、無理をするとリバウンドのドカ食いや無駄遣いをしてしまう心配があります。栄養バランスが悪くなって、体調を崩し、病院にかかるようになってしまっては、辛い思いをして余計な出費が増えるだけでいいことなしです。
なので、時々ご褒美で美味しいモノを食べたりもしながら、健康を心掛けて日常的には質素な食生活を心がけるのがよいでしょう。
日用品費5000円
トイレットペーパー・シャンプー・洗剤など、生活に必要なモノや消耗品にかかる費用です。
これを抑えるコツは、1か月に使える額を5000円だと強く意識することです。専用の財布を用意したり、封筒を活用して1か月に使えるお金を管理したりする方法があります。
でも、現実的には、どうしても新しい洋服が必要になったりすると、5000円以上かかる場合はあります。なので、臨時出費は12カ月に分割して考えるとよいでしょう。1年間分をならしてひと月当たりが5000円になるようにすればよいのです。
だから、毎月一定額にならなくても問題はありませんが、何に使ったか覚えていないような出費で毎月数千円の無駄遣いをしてしまっている部分はなくしましょう。
あると便利なグッズやたまたま見つけた可愛いアイテムの衝動買いなどはご法度です。本当に必要なもの以外は買わないようにすれば、意外とお金を使わなくて済みます。
仕事帰りに習慣的にコンビニに寄ってしまったり、スーパーの買い物ついでに食料品以外も見て回る癖がついている人は、買う予定のものがない時にふらふらと物色すること自体を辞めましょう。
見るから欲しくなってしまうのです。見なければ買わないということは、本当に必要なものではないということです。
お金が余っているならば、そういう楽しみをしてもよいと思いますが、生活費を5万円で抑えたいならば、その生活習慣自体を改めましょう。
この部分の出費は、そもそも必要ではないものが多いので、削減したとしても不便を感じることも少なく、苦痛も少ないです。
生活費5万円で生きていくこと
以上、ざっくりとではありますが、生活費5万円でやっていくポイントをご紹介しました。
二人暮らしだったり、家族がいる場合は、食費を人数分増やして、日用品費なども少しアップさせるイメージで応用できます。
でも、生活費5万円で一人暮らしをすることは可能ですが、だからといって収入5万円の現状維持で一生やっていこうと考えるのは楽観的すぎます。
生活費を5万円で抑える代わりに、貯金は毎月10万円くらいして、いざという時の出費に備えておくことは必要です。今は抑えられていても、ちょっと何かあればすぐにオーバーしてしまうギリギリのラインが5万円だからです。
そのためには、収入を増やすことや、生活費以外の毎月の支払いを極力減らすことが大切です。
頑張って節約をして生活費を5万円に抑えても、借金返済で5万円を支払い続けているのならば、借金が減額できる方法も合わせて考えるべきです。
借金の返済額は、債務整理をすることで減らせる場合があります。これは、法律の専門家に手続きをしてもらうだけでできることなので、お腹が減るのを我慢するような苦痛はありません。行動力があれば誰でもできるのです。
せっかく節約をして生活のやりくりを頑張るのならば、借金返済も最低額に抑えて、少しでも早く完済し、生活の立て直しをしましょう。
生活費をうまくやりくりするポイントは、我慢するばかりではなく、減らせる可能性を徹底的に追及することです。
数百円、数千円の違いでも、集まれば、それなりの生活の余裕に変わります。
生活に余裕ができれば、誰でも、精神が穏やかになり、幸せや楽しさを感じられる毎日を取り戻せます。
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