お金がないと心がすさむ理由を分析!お金と心にゆとりをもたらす方法

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「お金がないと心がすさむ・・・」親や年配者からこういわれたことがある人は多いのではないでしょうか。
私は今40代で、お金がある時もない時も経験してきました。そのうえで、やはり、この言葉はすごく的を得ていると思っています。
お金がないと、なぜ心がすさんでしまうのでしょうか?また、そうなったときに、どのようにして、状態を回復すればよいのかまとめてみました。
目次
貧乏人は心が狭い
貧乏でも優しい人はいますが、それはまだ貧乏の程度に余裕がある人の場合。
本当にお金が無い時に、人にやさしくできる人なんていません。自分の事で精一杯です。
私の経験上、貧乏人は、一見、優しそうに見えても、お金がないことを理由に、「えっ!このタイミングでそんな裏切り方するの?!」というような非情な行動をとってきたりします。
お金の余裕は心の余裕とイコールです。
お金があればほとんどの問題は解決できるのですから、余裕が持てるに決まっています。
嫌なことも困ったこともお金を使って解決してしまえば、常に心穏やかに過ごせて、周りの人に気を配る余裕もできて優しくできます。
お金がないと行動はどう変わるのか?
給料が減った・借金の返済が苦しいなどお金がない時、行動はどのように変わるのでしょうか。
欲しいモノや食べたいモノを我慢しなくてはならない
お金がないと必要なものを買うことができないので、節約したりして我慢が必要です。
皆が持っているものを自分だけ買えないと惨めな気持ちになりますよね。一人になった時に泣けてくることもあるでしょう。
また、お腹がすいているのにお金がないのはかなり辛いです。同僚とランチに行くことができなくなると、一人で時間つぶしして昼休みをやり過ごすしかありません。そんな姿、誰にも見られたくないですよね。
さらに、空腹感は身体的な苦痛でもあります。お腹がすいている状態が続くと慣れてくる面もありますが、体がだるくなり、栄養失調になって倒れることもあります。
人からの誘いを断らなければいけない
飲み会の誘いや遊びに行く誘いがあってもお金がなければ、断らなければなりません。
生きたいのに我慢をしなければいけないことはつらいですが、「お金がないから行けない」と言うわけにもいかず、適当な嘘をつくことになるのですが、これが自分を追い込む結果となります。
隠し事ができ、まわりがよそよそしくなり、孤独を感じ、自分の辛さは誰も分からないと卑屈になり、嘘をついている自分が嫌になり・・・
自分の心が傷つき、多くの人やチャンスを逃すでしょう。
気力体力が落ちて何をやるのもおっくうになる
お金がないので食べるものが減り、何かをするためのお金もないのでやることがなくなり、気力も体力も落ちていきます。
本当は、収入を増やすために残業を増やしたり、バイトをしたリして精力的に動けるとよいのですが、そのための力が足なくなってしまっている人もいるでしょう。
身の回りのことに気を配る余裕がなくなり不衛生になる
新しい洋服を買ったり、掃除や洗濯をしてきれいな環境を維持したりすることは、お金と時間と心の余裕が必要です。
水道代やガス代を少しでも抑えようと、お風呂に入る回数が減ったり、洗濯をする回数が減ったりすると、身なりがだらしなくなっていきます。
汚らしくなっていくと人は離れていきます。「金の切れ目が縁の切れ目」ということわざがありますが、お金がないと人が寄りつかなくなるものです。
心はどのように感じるのか?
お金がないと、心はどのように感じるのでしょうか。
お金のことばかり気になってしまう
仕事をしていても、遊んでいても、ご飯を食べていても、頭の中にはつねに「お金がない。どうしよう。」という考えがこびりついて離れなくなります。
借金返済に困っている人ならば、「今月の支払いができるだろうか・・・もう債務整理したほうがいいかな・・・」等がぐるぐると繰り返し頭の中に浮かんできたりしているかもしれません。
目の前のやるべきことに集中できないので、ぼんやりとしてしまい、人の話を聞いていないと怒られたり、成果が下がったり本来の力を発揮できなかったりもする人もいるでしょう。
夜、布団に入ってもなかなか寝付けなくなれば、不眠症になってしまうこともありえます。
体に不調が現れたり、周りから注意されたりするような変化が現れたら、心がかなりダメージを受けている状態と言えるでしょう。
常に不安
何かあった場合、大抵のことはお金で解決できます。未来のことは誰にも分からないので誰だって不安ですが、「お金で解決すればいいから大丈夫」と思えるので、それほど心配しないで生活していけるのです。
いわば、お金は精神安定剤のような側面があります。
お金がないと頼りにできるものがないので、将来の不安がダイレクトに襲い掛かってくるのです。
綱渡りをしているような緊張感が常にあり、心が安心して休まる瞬間がありません。生きているだけで苦しく、不安に押しつぶされそうになります。
罪悪感や後悔の念にかられる
生活をしていく為にはお金が必要ですので、お金がないといっても必要最低限のお金は使いながら生活しているでしょう。わずかな手持ちのお金からどうしても必要なものを買う時には、「本当にこれを買うべきか」と悩むかもしれません。お金を使うたびに罪悪感で心が苦しくなります。
また、どんどんお金を使ってしまうタイプの人は、買物をする時は欲望に圧倒されていても、手元のお金が減ってしまった現実に気づくと、「またお金を使ってしまった」という後悔の念にかられるかもしれません。
いずれにしても、お金を使うだけで罪悪感や後悔の念で苦しくなり、買物や消費を楽しむことが全くできなくなるのはつらいですね。
さらに悪化するとどうなるのか?
お金がないことによって心がすさむことは、軽い程度であれば、多くの人が経験する出来事でしょう。しかし、症状が悪化すると、取り返しがつかない状態になる危険性もあります。
例えば、不安な気持ちが悪化すると大きなストレスがかかりますので、うつ病、不安障害、パニック障害など治療が必要な精神病になってしまうことも考えられます。
苦しい状態を何とか抜け出したいと、自暴自棄になって、発作的に破滅的な行動をとってしまうことだってあるかもしれません。
心のダメージ具合は目に見えないので、辛い状態が長く続いていることは、思っている以上に深刻な問題となっている可能性があります。
お金と心にゆとりをもたらす方法
実は、日本では、お金がなくても生きていける制度がかなり整っています。働けるのに働かないというのは駄目ですが、事情があって収入が足りないのであれば、利用できる制度はたくさんあります。
相談する方向は基本的には2つです。生活費が足りなくて困っているならば市役所の窓口で相談する。借金返済ができなくて困っているならば債務整理診断をうけてみることです。
お金のゆとりが心のゆとりをもたらしてくれます。
お金の問題を解決せずに、根性で心の平静を保とうとしても限界があります。
幸い、私たちは、日本に生まれたという幸運を手にしているので、お金がなくても苦しまずに生活をしていくことができます。
心がすさんでいると感じたら、助けてくれる制度を探して、自分を助けてあげましょう。
助けてくれる人や制度はたくさんありますが、それらを利用するためには、あなたが動いて助けを求めることが必要です。
辛い状態がひどくなりすぎると、動くことができなくなってしまいますので、動けるうちになるべく早めに行動しましょう。
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